CONSTRUCTION
建設中
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断熱の施工も終わった2/6。大工さんが床を貼っています。
今回はセンの無垢材をメインのフロアで使用しています。LDKなど人目に付きやすいところには極力節が入らないように、節のあるものは収納の中で使うようより分けながら貼ってくれています。タモにも似た木目ですが黄色がかった色味が特徴的で、全体が淡く白っぽいHOUSE TMにはよく合う色合いです。 -
同じく2/6の13:30。
午後からの日射も隣地の影響を受けることなく、LDKの奥までしっかりと入っているのが確認できます。暖房に頼らずとも暖かい家になりそうです。 -
外壁や軒天が仕上がってきました。
外壁は意匠性、イニシャルコスト、メンテナンスコストを考慮し、ドイツ性の塗り壁材であるstoとガルバリウム鋼板の組み合わせ。異なる二種類の素材ですが、どちらも白いトーンで合わせています。また、軒天にはツガのパネリングを貼りました。外観も白と淡い木の組み合わせで、内装と統一感のあるイメージで仕上げています。足場が外れたら完成までもう少しです。
PLANNING
計画中
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高浜市神明町にある今回の計画地。約80坪の敷地に平屋を計画します。
およそ30年前に国道の整備と合わせて行われた区画整理地の中に位置します。この国道が市内を南西から北東方向に横断する影響で、高浜市内では真南に対して45度ほど角度がついた敷地が多く存在します。今回のHOUSE TMも同様で、ほぼ45度角度がついています。こういった角度のついた敷地では午前と午後を分けて日照を検討しないといけないため、パッシブデザインをする上では綺麗に真南を向く敷地に比べると検討することが多くなります。最寒日付近の1/15で日照をシミュレーションしてみると、敷地が広いため周囲の建物の影響を加味しても平屋で計画して問題ないと考えられます。 -
メインとなるLDKの室温を一番メインで考えると、冬場の室温のために日射熱を取得したいLDKの位置はある程度決まってきます。
また、45度ほど角度がついているため、午前中と午後からとの日射熱をそれぞれ取得できるよう南東と南西に開口部を取りたいと考えると、LDKをL型に配置するのがベターだと思われます。
LDKをL型に配置すると、隣地の影を考慮して空けたスペースをテラスやお庭として、LDKと一体で使うことができるため面積以上に視界の広がりが期待できそうです。室温や省エネ性ももちろん大切な要素ではありますが、それと同じぐらい、外部とつながったり空が見えたりすることで季節感や時間の移ろいを感じられる空間を大切にしたいと思っています。
LDKの配置が概ね決まりましたのでこれを基準に、全体の坪数を抑えつつも回遊できる動線、畳スペース、ファミリークローゼットなど必要なスペースを配置しました。